ガットの選び方

ガットの構造

モノフィラメント

単一芯に数本の外糸を組み合わせた構造。
もっともポピュラーな構造。
反発性が
良い
耐久性が
良い
価格が
安い
打球感が
硬い

代表的なガット

マルチフィラメント

多くの細い糸を束ねた構造。
人工的な素材でナチュラルに近づけた構造。
打球感が
柔らかい
体への負担が
少ない
モノに比べ
反発性が悪い
耐久性が
悪い
価格が
高い

代表的なガット

モノマルチフィラメント

モノフィラメントとマルチフィラメント両方の特徴を合わせ持つ構造

もっともポピュラーなのはモノフィラメントです。
これからテニスを始まる方や、安価でオーソドックスなガットをお求めの方には
モノフィラメントをお勧めします。
ミクロスーパー(ゴーセン)もモノフィラメントに属します。
ラケットももちろん大事ですがガットもかなり重要な部分になりますので、
色々なガットを試して、自分にぴったりなガットを探してください。

ガットの素材

ナチュラル

いわゆるシープガット。
現在では牛の腸を主原料とする天然素材ガット。
打球感が
良い
反発性が
良い
体への負担が
少ない
テンション維持
率が良い
価格が
かなり高い
湿気に
弱い
耐久性が
悪い

代表的なガット

ナイロン

ガットに最も多く使用されている素材
価格が
安い
湿度に
強い
種類が
豊富

ポリエステル

ハードヒッター向けの素材
耐久性が
良い
打球感が
硬い
テンション維持
性能が悪い

代表的なガット

ガットの張替え時期

ガットはラケットに張られた瞬間から常に引っ張られた状態になり、少しずつ伸びていきます。

基本的には約3ヶ月で弾力性を失い、ボールが飛びにくくなったり、スピンがかかりにくくなったり、 体への負担が大きくなったりします。

最近少し調子が良くないと思ったときに ガットを張り替えると調子が戻ったなんてこともよく耳にします。

切れない限り使用は出来ますが、時間が経過しすぎたガットは肘や手首への負担も大きくなりますので、 3ヶ月程度で張り替えることをお勧めします。

テンションの決め方

ガットを選んで、次に決めるのはガットを張る強さ(テンション)です。
ラケットにはそれぞれ、適正テンションが設けられており、 適正テンション内で張るのが一番ラケットの性能を引き出せます。

適正テンションを超えて硬く張ると、
フレーム破損の原因となり保障も対象外となりますので注意しましょう。

これはすべての場合に当てはまることではありませんが、 一般的にはガットを緩く張るとボールを飛ばしやすくなり、 硬く張るとボールの飛びが抑えれます。
筋力に自身のない方は少し柔らかめに張るといいでしょう。

同じテンションでもガットを張る機械や張る人によっても硬さが変わります。
なるべく同じショップで張ることをお勧めします。

また、ガットの性質上張る季節によっても硬さが変わります。
気温が低い季節は少し硬く張りあがり、気温が高いと柔らかく張りあがります。

春・秋を基準にすると、夏は少し硬めに張り、冬は少し柔らかく張り上げることをお勧めします。